「月給百円」サラリーマン: 戦前日本の「平和」な生活 (講談社現代新書 1858)

著者 :
  • 講談社 (2006年9月1日発売)
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本棚登録 : 121
感想 : 17
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戦前のサラリーマンの生活実体調査?みたいな感じ。

なか×2おもしろく読めました。当時の給料を現在の価値に直してみてみると、わりあい今より家賃が安く、ほどよい余裕があってよかったみたいですね〜。

あと、当時の学生について書かれた文章があるんですけど、「えっこれって現代の文章?」っていうくらい昨今言われる学生像と同じだったりして、やっぱりいつの時代も学生って同じなんだなってちょっと笑えた(笑)

他にも、当時はかなり学歴差別が厳しかった実情とか、女性が働くことがいかに厳しく、女性が一人で食べて行くということは不可能に近かったかとか、色々と興味深く読めました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2007年3月10日
読了日 : 2007年3月10日
本棚登録日 : 2007年3月10日

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