絵心のない僕には無縁の本かな、などと思いながらも、サブタイトルの「自然観察の技法」に惹かれる。骨を例に生き物のれきしとくらしを見る、という導入部。メガネをかけよう、長靴をはこう、トーテムをつくろう。これらは比喩だが、なんとも期待が高まるではないか。
観察眼の準備ができたところで、スケッチの技法が出てくる。もともと著者は不器用だといい、絵心に自信がない人に、という風に書いてくれていて、もしかして描けるのでは、という気にもなってくる。心構えと技法の両面で素晴らしい。ありがとうございます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
4 自然科学
- 感想投稿日 : 2013年10月17日
- 読了日 : 2013年10月17日
- 本棚登録日 : 2013年9月29日
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