ルネサンス期の武将、チェーザレ・ボルジアを主人公とする歴史小説。
序章のチェーザレの剣のくだり、チェーザレとダ・ヴィンチとの出会いのシーン、そしてダ・ヴィンチのデッサンと一緒に発見されたマントのエピソードなど、極力抑えた筆致の中から、それでも情感が零れ落ちるような名文が多い。
大長編でもハッピーエンドでもないけれど、贅沢な読書を堪能できる豊かな小説。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年2月4日
- 読了日 : 2022年2月4日
- 本棚登録日 : 2022年2月4日
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