面白いんだけど、こういう話は無理にまとめなくてもいいんじゃないか。俺は現代社会機構の被害者だ〜の件、いらなくね。そんなん言うたら何でもかんでも被害者ですわ。
浮気性でどうしようもないプロデューサーが殺されかけたり、飼い殺しになったりする。本人はことさらにモテたいと思ってなくて、精力絶倫でもなく、飄々として、無責任に優しい。自然に何となくそういう関係に陥ってしまうキャラクターで、船越英二の演技が完璧にマッチしてて驚愕。
こういう設定で、これだけ名優を集められたら、ちょっと即興的にやれないかなと思ってしまうね。だから、どちらかというと芝居向けの脚本に感じました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
市川崑
- 感想投稿日 : 2016年5月11日
- 読了日 : 2016年5月11日
- 本棚登録日 : 2016年5月11日
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