これも少し前に読了。パターソンは二冊目かしら。
特別残酷というほどではないと思うのだけど、展開がけっこうリディに容赦ない。リディの枷であり機動力である「家族のため」が失われ、しかもそれが、半ば当人によって奪われるようなかたちであったとき、リディはそれまでのごまかしに直面する。その後の選択に関しては、ちょっとうーんと思わなくもないのだけど、直面させるまでの(とくに心理)描写の手抜きのなさが、すごいなと思う。
でもやっぱり、ラストのリディの期待はいただけないなぁ…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国の本(翻訳)
- 感想投稿日 : 2013年5月17日
- 読了日 : 2013年5月11日
- 本棚登録日 : 2013年5月17日
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