新書520 下流老人 (朝日新書)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2015年6月12日発売)
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本棚登録 : 1139
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著者の作品、ブクログ登録は2冊目になります。

著者、藤田孝典さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

---引用開始

藤田 孝典(ふじた たかのり、1982年7月19日 - )は、日本の社会活動家。

特定非営利活動法人ほっとプラス理事、反貧困ネットワーク埼玉代表、生存のためのコロナ対策ネットワーク共同代表などの、ホームレスや生活困窮者支援の活動に従事する。

聖学院大学客員准教授、四国学院大学学長特別補佐、客員教授として大学教員の職にもある。専門は現代日本の貧困問題と生活支援。

---引用終了


で、本作の内容は、次のとおり。

---引用開始

年収400万円以下だと、将来「下流老人」に!? 約600万人が一人暮らし、うち半数は生活保護レベルの日本の高齢者。Nスペ「老後破産」でも話題となった老後崩壊の衝撃を、テレビ、新聞、ネットで今最注目の著者が描く。初の新書。

---引用終了

「はじめに」を読むと、「下流老人」という言葉をつくったのは、著者だということがわかります。

「はじめに」の最初の部分を転載してみます。

本書を手にとっていただいた皆さんに知ってほしいことがある。
日本に「下流老人」が大量に生まれているということだ。この下流老人の存在が日本社会に与えるインパクトは、計り知れない。
下流老人とは文字通り、普通に暮らすことができない下流の生活を強いられている老人を意味する造語だ。
なぜこの言葉をつくったのかといえば、現在の高齢者だけでなく、近く老後を迎える人々の生活にも貧困の足音が忍び寄っており、「一億総老後崩壊」ともいえる状況を生み出す危険性が今の日本にあるためだ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 2015年
感想投稿日 : 2023年1月30日
本棚登録日 : 2023年1月30日

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