青の炎 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年10月23日発売)
3.87
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本棚登録 : 15824
感想 : 1687

著者、貴志祐介さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。

---引用開始

貴志 祐介(きし ゆうすけ、男性、1959年1月3日 -)は、日本の小説家。日本推理作家協会、日本SF作家クラブ会員。過去には岸 祐介(きし ゆうすけ)名義で作品を投稿していた。

---引用終了


で、本作の内容は、次のとおり。

---引用開始

櫛森秀一は、湘南の高校に通う十七歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が十年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを…。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

---引用終了


本作は、「倒叙推理小説」に分類されるそうです。
倒叙推理小説とは、本作の解説に、次のように書かれています。

---引用開始

倒叙ものミステリーでは、まず、前半で犯人が完全犯罪を計画する形であらかじめ手の内を明らかにする。その後、計画を実行し、それが成功したかに見えた時点で、今度は逆に警察や探偵の側が捜査を開始して、犯行を暴き、事件を解決する。つまり、ストーリーの展開の仕方が普通のミステリーとまったく逆なので、倒叙とか、倒叙推理小説というわけである。

---引用終了

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1999年
感想投稿日 : 2023年9月24日
本棚登録日 : 2023年9月24日

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