この本の読了日は2013年11月25日と記録されているので、多分そうなのだろう。
ということは、約7年前に一度読んでいます。
今回は、拾い読みをし、更新版として登録しました。
まず、著者は1950年生まれなので、この本を書かれた時の年齢は、62歳位になります。
132頁。
最近の若い人が書いた小説を読んでいると、プロットばかりで描写がない。以前の小説なら、たとえばひとりの女性をどう表現するかというときに、「美人だった」とは書かずに、髪の毛がどうだとか、目やうなじがどうだとか、延々と描写を重ねることによって、読み手は何となくその人のイメージを頭に浮かべたものだ。
この辺は、確かにそんな感じはしています。
65~67頁。
「時代の空気」というのは興味深い。
1980年代のバブル。不動産や株が高騰した時代です。
多くの人が、不動産や株の評価額が上げ続けると信じた時代でした。
私の年齢は20代でしたので、人生経験が浅かったせいもあり、評価額が天井付近をつけた時期でも、まだまだと思ったものです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2012年
- 感想投稿日 : 2020年8月23日
- 読了日 : 2020年8月22日
- 本棚登録日 : 2020年8月23日
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