そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2010年11月10日発売)
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著者の作品、ブクログ登録は3冊目。

登録した作品は、
・オリエント急行殺人事件(1934年)
・ナイルに死す(1937年)
・そして誰もいなくなった(1939年)

で、本作の内容は、次のとおり。

---引用開始

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。だが、招待主の姿は島にはなく、やがて夕食の席上、彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響く…そして無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されてゆく!強烈なサスペンスに彩られた最高傑作。新訳決定版。

---引用終了

本作には、旧訳と新訳がありますが、孤島の名称が変わっているようです。
即ち、旧訳ではインディアン島、新訳では兵隊島。
これは、人種的な配慮でしょうか。

また、本作は、その後のミステリー作家に多大な影響を与えています。
本作を意識して書かれた作品を挙げると、
・「殺しの双曲線」(西村京太郎、1971年)
・「十角館の殺人」(綾辻行人、1987年)

また、著者・アガサ・クリスティー(1890~1976)は、コナン・ドイル(1859~1930)のシャーロック・ホームズものを良く読まれたようです。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 1939年
感想投稿日 : 2023年11月12日
本棚登録日 : 2023年11月11日

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