著者、中野信子さんの作品、初読みになります。
どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。
---引用開始
中野 信子(なかの のぶこ、1975年 - )は、日本の評論家。
東京都出身。東日本国際大学特任教授。京都芸術大学客員教授。株式会社ビッグベン所属。MENSA元会員。旧名は原信子。学位は博士(医学)(東京大学・2008年)。
---引用終了
で、本作の内容は、次のとおり。
---引用開始
とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る!
---引用終了
気になった箇所は、
p6~p7
100人に1人くらいの割合でサイコパスがいると言えます。
結構いますねえ。
p112~p115
勝ち組サイコパスとして、数名挙げています。
織田信長(1534~1582)
毛沢東(1893~1976)
ピョートル大帝(1672~1725)
ジョン・F・ケネディ(1917~1963)
ビル・クリントン(1946~)
マザー・テレサ(1910~1997)
この中では、マザー・テレサが、最も意外ですね。
本書には、次のように書かれています。
---引用開始
マザー・テレサは、援助した子どもや、彼女の側近たちには冷淡だったという報告が複数なされているからです。たとえばイギリスの作家クリストファー・ヒッチェンスが著書『宣教師の立場』でマザー・テレサが救った子どもたちへの不十分な、残酷とも思える扱いを指摘しています。博愛主義者とは、特定少数の人間に対して深い愛着を築けないサイコパスなのかもしれません。
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- 感想投稿日 : 2024年2月24日
- 本棚登録日 : 2024年2月24日
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