黒猫の接吻あるいは最終講義

著者 :
  • 早川書房 (2012年5月24日発売)
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本棚登録 : 747
感想 : 112
5

黒猫シリーズ第二作!
第一作の「黒猫の遊歩・・・」よりも、長編でしかも読みやすい。

バレエの「ジゼル」について書かれていて、バレエのことを全く知らない私でも何とか読めました。少し、知っていた方がより読みやすいのかもしれませんが。

バレエ「ジゼル」を「黒猫」と「付き人」で鑑賞中、ダンサーが倒れる事故があった。
5年前にも同じ舞台、同じ演目でバレリーナが死亡する悲劇が起きていた。
その事件の謎を解くために、黒猫の手を借りずに付き人だけで調べていく。
しかし、黒猫が亡くなったバレリーナと同居していたことに動揺する付き人。


恋心を抱く付き人、黒猫も彼女(付き人)のことが気になっているのかどうか分からないが、あっさりした恋愛でまたそれが魅力的。


事件も気になるけれど、二人の関係がどうなっていくのかが、魅力な第二作目でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2013年1月16日
読了日 : 2013年1月16日
本棚登録日 : 2013年1月12日

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