四畳半王国見聞録

著者 :
  • 新潮社 (2011年1月28日発売)
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本棚登録 : 3407
感想 : 422
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四畳半にまつわる短編集。過去作品の登場人物・組織も活躍します。事前に、神話大系とは何の関係もないよ、という情報だけ得ていたので、誤解がなくてよかった。
でも、過去作品を読まずにこれを手にとると、ちょっとつらいかも…

森見作品が大好きだけど、今回は若干読みづらかったー
多分ひとつの作品の中で起承転結的な流れになっていなかったりしたからだと思う。それでも森見カラー全開作品になるんだから、やっぱすごいなーと思った。
果てなき妄想、不毛京大生。この2大テーマ(?)に於いて、やはり彼に勝る作家さんは今後も現れない気がする。

我が憧れの男子である芹名氏再登場に歓喜★笑

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数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。否!彼らを阿呆と呼ぶなかれ!狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(日本人作家・一般)
感想投稿日 : 2014年8月31日
読了日 : 2014年8月30日
本棚登録日 : 2014年8月31日

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