謎解きはディナーのあとで

著者 :
  • 小学館 (2010年9月2日発売)
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本棚登録 : 16611
感想 : 2811
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買って読むほどのことはなかろうと、図書館に予約して200人待ち!
を経てようやく読みました。

いや~ 噂は聞いていたのでさほど期待はしてなかったのですが、
こんなにスカスカだとは! 予想以上でした。

謎がたいしたことないのなら、富豪のお嬢様や執事のキャラを、筒井さんの「富豪刑事」や「こち亀」のようにもっと際立たせて、それで読ませてくれればいいのに、それも全く不足。

これが本屋大賞を受賞したときに批判があったのを覚えているけれど、
たしかにこれでは売りたい本ではなく、売れている本を受賞させた、と言わざるをえません。
残念(-_-)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2012年7月25日
読了日 : 2012年7月25日
本棚登録日 : 2012年7月25日

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コメント 2件

ヒョードルさんのコメント
2012/08/15

そんな内容でも売れた、ということは・・・、上から目線で言うと我々レベルの読み手と、大衆レベルの読み手のニーズは全く異なるということになるのかなー(断定はできませんが)。最近の流れからしても、本屋大賞も一回考え直す時期かも知れませんね。

senna88さんのコメント
2012/08/15

ヒョードルさん
私も上から目線で言わせてもらうと、この作品 状況も心理も、説明調のい文章に終始していて、この点でもガダメダメでした。
この後、吉田修一さんの本を読んだのですが、
こちらは説明文ではなく、文の中にさりげなく心理や状況が表現されていて、その巧さを改めて認識しました。

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