勇気が出ました!
もともと、テレビ朝日『オーラの泉』を妻といつも見ているので、江原啓之さんには、とても親しみがある気がしているのですが、フジの特番などで、亡くなった親族の人からのメッセージを伝える番組は、おもわず引き込まれてしまいます。
ボクは、自分では霊を見たことはないのですが、もともと映像の仕事をしているので、いわば、「この世に存在しないもの」を信じる、信じさせるのが仕事なので、好きだし、霊の存在を信じています。
この本は、それほど番組中で丁寧に語られていない、江原さんの経歴や、スピリチュアリズムについての解説が書かれてあり、特に、スピリチュアル・カウンセラーとなるに至った経緯は、とても興味深いものでした。
今では世間的に名前が通っていますが、カウンセリングを始めた当時は、胡散臭い行為とけむらがられ、事務所を借りるのも苦労した、というエピソードなども書かれています。
江原さんの、番組でのカウンセリングは、もちろん霊能力者の立場から語るのですが、それ以上にごく普通の常識人としての言葉が多いと思っていました。「悪霊の憑依」が身の回りの不幸の原因、と決めてかかっている相談者を、霊の問題以前に、人として問題ありとしかりつける彼に、いつもうなずきながら、番組を見ています。
身の回りの問題も、霊界を含めれば、取るに足りないものともいえる、と考えさせられます。この本を読むことで、凝り固まった考え方を見直すきっかけになればよいと思っています。
http://www.ehara-hiroyuki.com/
- 感想投稿日 : 2006年5月9日
- 本棚登録日 : 2006年5月9日
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