全編が子供にまつわる話。そしてその子供全員が純粋とはかけ離れた怖い子供達。
子供は純粋で可愛い! なんて考えの人は読むとキツい、嫌な話しかない。
そうでなくてもこの気味悪さは心に来ると思う。
短編だからサッとオチがつくのは分かるけど、あまりにも呆気なく話が終わるのがちょっと残念かな。
オチが有ったり無かったり、読み手の想像任せの話もあるし。
「坂の上の家」はちょっと酷い。
「さくら橋」は良かった。
ひたすらに子供が怖いんだけど、その原因は環境なんだよね。
大人がどういう環境で子育てをするかにかかってるから子供に罪はないというか。
そんなことを考えさせる本だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年10月24日
- 読了日 : 2011年10月23日
- 本棚登録日 : 2011年4月25日
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