神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年7月28日発売)
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本棚登録 : 5654
感想 : 392

下巻の方も面白く読めた。戦闘シーンはリアリティあり、バルサは芯が強く、思いやりの心を持つ、人間味が更にましていて良い。アスラの生い立ちを追っていくと、運命というのは時に残酷であることがひしひしと感じられ、そのことが精神状態にも影響されるだろうと思うと、複雑な気持ちもある。もうひとりキーとなったのが、シハナの存在で恐れられている人物であることが感じられる。今後、王国に同影響するかが鍵である。バルサと同様、タンダも魅力ある人物なのが良い。アスラの最後は、物悲しいもので、チキサとの関係が今後良くなればと願う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作者 あ行
感想投稿日 : 2017年1月8日
読了日 : 2017年1月8日
本棚登録日 : 2017年1月6日

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