上巻は東京會舘の開館当時から東京オリンピックの年まで。
辻村さんの思い入れも含めとても丁寧な作品だと思った。とても「東京會舘」を大事にしている。それは登場人物に凄く反映されていた。
著名人たちが使用したと有名な東京會舘であるが支えているのは無名であるけれどその仕事にプライドを持っている人たち。
皆輝いていた。
作家、同僚、夫婦、キャストとゲスト若しくは會舘でただすれ違った人々。
皆何処かで繋がっている。
一つの物を何年も何人の手によって大事にされる。
当たり前の様で最近はそれがなかなか難しい事になって来てるな。と思った。
ガトーアナナ、食べてみたいな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2017年1月8日
- 読了日 : 2017年1月8日
- 本棚登録日 : 2017年1月8日
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