医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書 92)

著者 :
  • 筑摩書房 (2014年6月12日発売)
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感想 : 23

特に第3部の安楽死・尊厳死に関わる対談を読みながら、森鷗外の『高瀬舟』を思い出していた。
罪人の話を聞いた護送の同心の逡巡は、まさにこの安楽死・尊厳死に関わる問題点を明らかにしたものであった。鷗外の慧眼に改めて感服させられると同時に、この問題の抱える難しさが浮き彫りになったと思う。医療だけで考える問題ではなく、広く議論されるべき問題であろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2014年10月2日
読了日 : 2014年10月2日
本棚登録日 : 2014年10月2日

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