京都の中華

著者 :
  • 京阪神Lマガジン (2012年5月14日発売)
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感想 : 11
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『あんこの本』の著者の本なので、即買いしました。しばらく見つからないまま京都での中華を食べる機会を逃してしまった。部屋を掃除していたら、テイクアウト本と一緒に袋に入っていた。
京都の中華の味付けはなぜ違うか。著者は今の味付けになった経緯を取材を通じて探って行く。花街は「におい」や「濃い味付け」を嫌う。しかし、それだけが京都の中華たらしめているわけではない。その何かを求めて、著者の探求の旅は始まった。祇園の中華には何度も伺っていたが、九条葱と蒸し鶏の汁麺は食べたことがなかった「ぎをん翠雲苑」から深夜中華の「マルシン飯店」まで押さえるのは京都人でなければできない本です。ここでしか食べられない味、京都の中華。

親子丼のやうな鳳凰蛋 芙蓉園
おひとりさま用雲白肉 駱駝
もちもち衣の大えびのてんぷら ぎをん森幸
若鶏甘ず六三風 八楽

やっぱ食べたいわ!

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 京都
感想投稿日 : 2012年8月19日
本棚登録日 : 2012年8月19日

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