爆笑問題と考える いじめという怪物 (集英社新書)

  • 集英社 (2013年5月17日発売)
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感想 : 23
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チェック項目9箇所。多くの人は、うすうす気づいているはずだ、人が集い、何かを営む時、避けがたい必然として、”いじめ”は起こる、いじめという名の怪物は、人々の心の中に住んでいるのかもしれない、いじめという怪物、それと闘う術、それはきっと、あなたの心の中にある。自殺を想像したことのある人もたくさんいると思いますが、それは全然新しくないことなんです、実行すれば、その子がどんな子だったのかという大切なことよりも、自殺したという行為のほうが残ってしまう、それは、本当にもったいないことだと思うのです。実際には、愚痴を言ってしまったりしますが、そもそもそういう制約がなかったら、仕事はなにも面白くない、いろいろな縛りがあるなかで、どうやって面白くしようかという話です。「休む必要がある時は休んでいいよ。それに家でやっていても成長できるんだよ」ということをもっと知ってほしいんです、家にいることをマイナスにしないということです。明治維新を成し遂げた人たちは、ほとんど私塾で育っているのに、そいつらが上に立つようになると、将来、俺たちみたいな優秀なやつが現れて、この政府を壊すかもしれないとびびったらしいんだよね、それで、政治にはまったく関係のない教育科目だけを外国から輸入した。休み時間を三分にして先生がずっと見張っているアメリカとか、いじめを報告させて点数を稼がせる韓国の取り組み、どう考えても間違っているよね。今だと、下手すると学校で、一緒の子たちが学習塾でも一緒かもしれない、学校でもできるできないというのが問題になり、学習塾でもそれが問題になる、できるかできないかをずっと言われていかなければならない。やっぱり、今の世の中、臭いものに蓋をしすぎちゃっていますよね、だから免疫力が育たない、たとえばバタフライナイフで殺人事件が起きた、じゃあ販売を禁止しようと、販売を禁止したってなんにもならないでしょ、それより、「人をあやめるためや傷つけるためにナイフを使ってはいけないよ」というほうがずっといい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2013年11月23日
読了日 : 2013年11月23日
本棚登録日 : 2013年11月23日

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