元気な脳が君たちの未来をひらく: 脳科学が明かす「早寝早起き朝ごはん」と「学習」の大切さ (くもんジュニアサイエンス)

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  • くもん出版 (2012年10月1日発売)
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チェック項目11箇所。おかずもある朝食を食べた人の脳の力を100としたら、朝食を食べなかった人の脳の力は80です、ところが、お米のごはんやパンだけの朝食を食べた人の脳の力も、意外や意外、朝食を食べなかった人と同じで80でした。わたしたちがものを考えたり、体を動かしたりすることができるのは、脳が働いているからです、だれかと話をするのも、ほかの人の気持ちを考えるのも、勉強するのも、遊ぶのも、わたしたち活動はすべて、脳の働きです。いくら勉強をがんばっても、しわはふえないのです、でも勉強や運動などでがんばって脳を使っていると、しわの数はふえなくても、深くなることが知られています。食事の回数がいつもより少なくなると、
体は次の食事への不安を高めます、すると、食べたものをより多くの脂肪に変えて体の中にためこんでしまい、それで太るというわけです。おかずでいちばんおすすめなのは、納豆です。脳や体の細胞がブドウ糖をじょうずに使うために必要な栄養が、たっぷり入っているからです。みなさんの脳が元気にたくましく育つためには、グリセミック指数が低い食べもののほうがよいのではないかと考えたのです。世界中の人のミトコンドリアの性質は、何万年も前にアフリカに住んでいた一人の女性から受け継がれたものではないか、と考えられます、もちろん、その時代にもたくさんの女性が住んでいました、ところが、そのたった一人の女性のミトコンドリアが現在まで、地球上の約70億人の人に受けつがれているというのです。携帯電話をもっている人は、夜ねるときにはかならず、電源を切るようにしてください、そうしないと友だちから電話やメールが来るかもしれないと気になって、ねむりが浅くなり、リズムをうまくつくれなくなります。話をするという行動は同じでも、目と目を合わせて、相手の顔や表情を見ながら話をするほうが、脳が活発に働くことがわかりました。勉強すること……わたしたちの祖先が築きあげてきた知識や技術を身につけて、自分のものにすることです、そして、その上に新しいものは知識や 技術をさらにつけたし、子孫たちにわたすことです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 脳について
感想投稿日 : 2013年1月13日
読了日 : 2013年1月11日
本棚登録日 : 2013年1月11日

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