できる人の仕事のしかた (リチャード・テンプラーのRulesシリーズ)

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2012年12月26日発売)
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チェック項目13箇所。本書で紹介するルールの一つ一つは、シンプルで、効果的で、安全で、実用的だ、一つ一つ段階を踏んで実行していけば、自信をつけ、もっと力のある新しい自分を創造することができる、ルールは私からあなたへの贈り物だ、大切にしまい、秘密にしてほしい。最後に、最も肝心なのは、仕事ができる「ふり」ではなく、本当に仕事ができなければならないということだ。【誰よりも成果を出すための14のルール】誰もやりたがらない汚れ仕事を率先して引き受ければ、会社の上層部から「使える人間」として一目置かれることになるかもしれない、その一方で、バカだからこんな仕事を引き受けるのだと、軽く見られる可能性もある、たとえば、ファイリングが専門の人間だと思われるのは得策だとは言えないだろう。時間が必要なら、最初に話し合っておくべきだ、多くの人は、嫌われたくないばかりに、言われたとおりの期限で同意してしまう、安請合いし、結局は約束を守れなかったら、最初に「ちょろいヤツ」と思われ、後で「できないヤツ」と思われてしまうのだ。あなたは正しい考え方をしなければならない、正しい考え方とは、いつも全力を尽くすことだ、簡単な仕事も、恐ろしく大変な仕事のときも全力を尽くす、正しい考え方とは、頭を高く上げ、決して愚痴を言わず、いつも明るく前向きで、抜かりなく自分の有利になることを探すことだ、正しい考え方とは、自分には巨大な力があることを知り、優しさ、自制心、思いやりをもってその力を行使することだ、人を踏みつけにせず、誰のことも冷酷に扱ったりしない。自分の仕事に健全な自信と情熱を持っているのなら、その気持ちは自然な輝きになって表ににじみ出てくる、長時間働いているかどうかに関係なく、上司はあなたの輝きに気づき、あなたの仕事を認めるはずだ。仕事中に最近の買い物や家族の話をしたり、休暇の計画を仔細に教えてくれたり、子どもの送り迎えが面倒だとグチったり、母親の文句を言ったりした人はいるだろうか、もしいるなら、彼らの中に、あなたから見て本気で仕事に取り組んでいた人はいるだろうか、おそらく一人もいないだろう。【他人に好印象を与えるための9つのルール】私はなにも、仕事中は冗談も笑いも一切禁止だと言っているわけではない、同僚と仲良くするのももちろんかまわない、しかし、同僚とあまりにも親しくなりすぎると、自分だけ昇進するのが難しくなる恐れがある。よく勘違いしている人がいるが、パソコンの文章にも見た目はある、改行の仕方、書式、文字サイズ、フォントの種類などで、まったく印象は変わる、フォントやサイズを統一すること、強調したいときは、斜体、太字、下線だけを使うこと。【自分の身を守るための13のルール】同僚が何かヘマをしたからといって、すぐに上司のところに駆け込んで報告してはだめだ、一歩引いて状況を静観したほうが、利益になることは多い、あなたがそれを誰にも話さなければ、同僚は恩義に感じ、後で何がしかのお返しをしてくれるかもしれない、密告が得意な「先生のお気に入り」になる必要はないのだ。【外交能力を身につけるための9つのルール】意見というのは、一生懸命頼まれてやっと引き出されるぐらいがちょうどいい、・意見を求められたときに備えて、自分の考えをまとめておく、・その意見をはっきりと、わかりやすく、正確に伝えるシミュレーションをする、・言い方を工夫し、実際に採用される解決策であるかのような雰囲気を漂わせる。いじめに対しては、その相手に「イエス」か「ノー」で答えられない自由回答形式の質問をするという方法がある、こうすれば、相手と同じレベルに下がって攻撃の押収になるのを避けることができる、それに、質問で周りの注目が相手に集まるので、相手は気まずい思いをするだろう、次からは、安易にあなたをいじめようとしなくなるはずだ。【組織の力学を活用するための10のルール】早く帰ることで周囲から悪く言われるのは、仕事も終わらせず、裏口からこっそり出ていくような場合だけだ、コソコソせずに堂々と帰れば、そんなふうに見られることはない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年7月1日
読了日 : 2013年6月30日
本棚登録日 : 2013年6月30日

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