学校で教わらなかった[20代の辞書]

著者 :
  • ぱる出版 (2010年11月23日発売)
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チェック項目11箇所。愛には通信簿も偏差値もない、愛は一方的に与えるものであり、与えられるのを待つものではない、愛は言いっ放しで終わるものではなく、行動で示すものだ。人に何かをしてあげたら、自分に跳ね返ってくるというのは本当だろうか、本当だ、ただし、大切なことを二つ付け加えておかねばならない一つは時差があることだ、もう一つは、何かをしてあげた本人から直接恩返しをしてももらえるとは限らないということだ。エレベーターでのマナーは、何もエレベーターのみでの話ではない、生まれてから今日までの集大成が、エレベーターでは試されている、エレベーターにのっている人を見れば、その建物の格式がわかる。チャンスの前では、遠慮というのは決して美徳ではない、もし、「お先にどうぞ」と隣の人が遠慮して断っていたらどうすればいいか、「どうぞ」の「ぞ」にかぶって、「私がやらせていただきます。ありがとうございます」とハッキリ大きな声で答えよう。学校を卒業すると、先生がいなくなったと勘違いしてはならない、学校を卒業すると、世の中すべてが先生になるのだ、いかに周囲のすべてを先生にして、自分から気づいていくことができるのかが人生を決定づけるといっていい。質問を一度に3つ以上する人は嫌われる、数が多くて相手の時間を奪うから嫌われるというだけではない、3つともつまらないから嫌われるのだ。責任を果たすことはたいへんだと思うだろうか、そんなことはない、責任を果たせば、また存分に好きなことができるようになる。多数決がいかに当てにならないのかは世の中を見れば明らかである、政治家は完全に多数決で選ばれた人たちだし、世界中で戦争を起こしているリーダーを選んだのも多数決に他ならない。「やったつもりだった」ではなくて「やっていませんでした。申し訳ございません」と言うことだ、「伝えたつもりだった」ではなくて「伝わっていませんでした。申し訳ございません」と言うことだ。人生を充実させるためには睡眠時間を確保することが大切だ、よく生きるためには、よく眠ることであり、どちらが大切というのではなく、どちらも大切なことである、心も体も睡眠中に成長する。会社を辞める、サークル活動を辞める、資格試験の勉強を辞める、辞めるのは逃げることではない、辞めることを恐れて何も始めないことが、逃げることである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 千田琢哉
感想投稿日 : 2015年2月10日
読了日 : 2015年2月10日
本棚登録日 : 2015年2月10日

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