進化する教育(DVD付) (大前研一通信特別保存版 PARTVI)

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制作 : ビジネス・ブレークスルー出版事務局 
  • ビジネス・ブレークスルー出版 (2012年11月16日発売)
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チェック項目11箇所。教科書に書いてあることをそのまま暗記し、右向け右といわれたら何の疑問ももたずに右を向く人間は、20世紀の工業化社会には、たしかに適していただろう、しかし、21世紀というのは、何が正解か誰も知らない時代なのだ、答えを知りたければ誰かに教えを請うのではなく、自分の頭で考え出すよりほかない。親は、型にはめようとする学校教育のダメージから子供の脳をどう守るかを考えるべきなのだ。きちんとした仕事をすればそれにふさわしい対価を得られることを子供は学ぶ、何もせずに小遣いがもらえる環境では、この感覚は育たない、だから大前家では小遣いはもちろん、お年玉もやったことはない。日本の教育の最大の問題というのは、答えのない状況に放り込まれたときに非常に大きな困難を感じる人が多い、しかし社会に出てみると全てのことに答えがないのです。経済成長率が10%を超えるような国も珍しくない中、そういうところで日本の培ってきた技術とかサービスを提供すると自分も大きな成長の機会、自分が起業すれば、つまり会社を興せばまだまだ大きなチャンスがつかめる、日本はそういったノウハウとか伝統的な技術というものをたくさん持ったくにでもあるということが言えると思います。BBT一期生は50名、平均年齢38歳、公認会計士、医師などプロフェッショナルな資格を持っている人も多くいた、国家資格だけでは21世紀は食べていけない、そういう危機感をいち早く感じ取っている人が国内外から集まってきた。スイスには全寮制の小学校・中学校があり、海外に親が仕事で派遣されても心配ない、日本はスイスのように、家族と企業が両立できるようなシステムを構築することが必要なのではないだろうか。日本のビジネスパーソンは、よくこんなことを言う、「ウチの会社は……」と、しかしこの言葉を何度も使っていると、時代の変化についていくことが難しくなる、今は急激に世の中が変化しているとき、自分が変わらなければ取り残されてしまうのだ。憲法改正には衆議院、参議院ともに3分の2以上の賛成が必要で、さらに国民投票で過半数の賛成が必要とされる、かつて自民党が両院の議席が3分の2以上を占めていたときですら、その改正は不可能だった、実質的に日本国憲法は、改正ができない仕組みになっているのだ。コモディティー化しそうな事業は早く手放すこと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネスのお供に
感想投稿日 : 2013年2月11日
読了日 : 2013年2月10日
本棚登録日 : 2013年2月10日

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