旗師の女性を主人公とした古美術ミステリー。旗師・冬狐堂シリーズ第1作。
だれが味方でだれが敵か。二転三転する騙し合いと駆け引きに、ぐいぐい惹きこまれる。
登場する美術品や贋作技が詳細で、どこから創作なのかわからない。この作者のディテールには毎回感服する。浮世絵も蒔絵もやきものも(見るのは)好きで、年をとったらそういう趣味もいいかななんて軽く思ったこともあるけれど、とんでもない。甘く見てはいけない沼だな。
それにしても、大英博物館にいってみたくなった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年11月24日
- 読了日 : 2020年11月24日
- 本棚登録日 : 2020年11月23日
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