真っ赤に熟して木から落ちたトマトさん。暑くてたまらず、小川で泳ぎたいが、体が重くて小川まで行けない。虫たちやとかげたちが力を合わせて転がしてくれて、みんなで気持ちよく泳いで、ひと休み……という他愛ない話が迫力のある絵で描かれている。夏のぎらつく陽射しの暑さ、画面一杯のトマトさんの存在感、水遊びの爽快さ。ラスト、で、どうやって帰るんだろう? と突っ込むのは野暮なのだろう。読み聞かせるとしたら、同様の疑問をもった子どもたちには「どうやって帰ったか、お話の続きを作ってみてね」がいいかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2016年9月9日
- 読了日 : 2016年9月9日
- 本棚登録日 : 2016年9月9日
みんなの感想をみる