この時代の男尊女卑の障害と虐めは想像を絶するもので、それらに対し計り知れぬ覚悟と時に敵意を持って立ち向かってゆく主人公に感銘を受けた。
登場人物の心情描写、生きた時代は異なるのにその人生を見守っていたかのように愛をもって描いている著者を感じ、自分も近くでその景色を見ているような感覚になった。
日本初の女医、荻野吟子の生涯を描いた小説。
「読んでみろし」と父に渡され持ち帰ってきたけれど、難しそうでしばらく本棚に眠っていたもの。
読み始めてすぐに引き込まれたのでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年2月21日
- 読了日 : 2021年2月6日
- 本棚登録日 : 2022年2月21日
みんなの感想をみる