なるほど、なるほど…。
今回の芥川賞候補作として発表されたこちら。
何より装丁が素敵。
色が良い。
内容は新興宗教ものなのでだいぶデリケートなんだけど、
切ない暖かさがつまっている。
友達、みんなこんな風なら良いのにね。
そうしたら色んなこと乗り越えられるね。
愛するひとの信じることを自分は信じられるのか。
お友達の、みんな騙されてるのかもしれないという話のくだりに哲学を感じた。
ラストの余韻が凄い。
きっとあの夜のあと、色んなことが大きく変わるんだと思う。
良い方向だけでは無いだろうけれど。
あえて描かれない部分に深い奥行きを感じる作品だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月27日
- 読了日 : 2017年6月27日
- 本棚登録日 : 2017年6月27日
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