本書は著者である井沢元彦節が炸裂している。ニッポン歴史観とあるが、話題の対象となっているのは、戦後以降の部分。 こんな書き方をして大丈夫なのかと思うくらいズバリと批判している。事実だと思われるのだが、なかなかここまでは書けないと思う。 批判の矛先は、朝日新聞・共同通信・進歩的文化人等。 本書は歴史という言葉がタイトルに入っているが、実際にはメディア論となっている。朝日新聞を代表とする大手メディアが自社のイデオロギーを重視するあまり、真実を新聞記事に載せない、あるいは故意に情報の一部を隠蔽するなどを行っているということ。実際の記事を取り上げて、「ここがおかしい」とやっているので、説得力は抜群。すべてを真に受けた訳ではないけど、正直朝日新聞を見る目が変わった。
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年11月12日
- 本棚登録日 : 2018年11月12日
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