ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として (ちくま新書 852)

  • 筑摩書房 (2010年7月7日発売)
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感想 : 28
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 ラカン、ヘーゲルなどの理論が説明なしにぽこぽこ使われるので、読んでいないとやや理解し辛いけれど、内容はシンプルで、真っ当な事を言っているとは思った。
 一貫して何かを証明する。と言うよりは、章立ての中で資本主義の批判を並べて行くと言った感じでした。
 中でも言っている様に、資本主義は前提でもないし、特権を持つ人がたくさんいて、弊害も多いのは分かっているけれど目を瞑っていたり、信じている部分があって。
 こんなにも真っ向から批判する話も聞かないので快い感じはありました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年4月2日
読了日 : 2012年4月2日
本棚登録日 : 2012年4月2日

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