ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1996年3月1日発売)
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親が不在の子供は可哀想、学校に避妊具を持ってくる、そして勉強ができないことなど、ワイドショー的に見ればマイナスに思えることを高校生の主人公、秀美(男)が「それって本当に正しいの?」とぶった切っていきます。読んでいて気持ちがいいのは、芸能人で言えばマツコさんや有吉さんのように歯に衣着せぬ物言いを秀美がするからです。それに、彼には自分の中に何かしらの軸をしっかりもっているため、同性から見てもカッコ良く見えます。大人が読むべき1冊。
未読の方向けですが、Podcastでこの本を紹介しています。よろしければお聞きください。⇒http://shinmaga.com/2016/03/07/post-253/

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年3月8日
読了日 : 2016年3月8日
本棚登録日 : 2016年3月8日

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