人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- KADOKAWA/中経出版 (2015年3月11日発売)
本棚登録 : 4542人
感想 : 475件
これだけ流行っている人工知能(Artificial Inteligence)。何か知っておかないとなあと思って購入した一冊。勝手に勉強してどんどん頭がよくなるというぼんやりしたイメージしかなかったけど、なんとなくそのアルゴリズムを知って、人工知能が人間を支配するのはまだまだ先だなと思った(AIには欲望がないから)。また、人工知能は1950年代から開発されていて最近のブームはあくまで特微表現学習、ディープラーニングの分野であることを知った。本書から人工知能の開発は知能の定量化、アルゴリズム化でロマンのある分野だと感じたし、それと同時に知能に関わる反面、倫理や哲学にも絡む、サイエンスだけではない分野であることに非常に興味を感じた。そう感じられたのも著者の人工知能に対する熱量が伝わってきたからだと思う。ただニューラルネットワークやディープラーニングの考えがいまいちつかめなかったので、pythonとかで手を動かしながらなにかやれたらなあと思った。あと、人工知能と飛行機の例(飛ぶ原理をはばたきではなく、揚力に気が付いたこと)がアイデア発想の原点として今更ながらすごくぐっときた。
特微量:機械学習の入力に使う変数のことで、その値が対象の特徴を定量的に示す(p46)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年11月20日
- 読了日 : 2019年11月20日
- 本棚登録日 : 2019年11月20日
みんなの感想をみる