ミノタウロスの皿: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 1 (1) (小学館文庫 ふA 1)

  • 小学館 (1995年7月15日発売)
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順番逆だけど「気楽にやろうよ」から興味を持って購入した一冊。やっぱりSFショートは面白い!
どうしても星新一が浮かんでしまうけど、この最後にヒヤっとするようなオチがいい。藤子不二雄Aとは違って、ギャンブルとか麻雀みたいなブラックさというよりは、SFが近くて、タイムマシンとか魔法みたいなテーマで皮肉ったような感じ。おばQの原作を知らないのが自分でも残念。

個人的に印象的だったのは以下。
・自分会議:いろんな年の自分が集まって会議→喧嘩、一番幼い自分が飛び降り、、
・間引き:人類の調節機能で愛がなくなる?
・ミノタウロスの皿:人間と家畜の関係、食べるって殺すこと。泣きながらステーキを頬張る主人公がまた切ない。
・一千年後の再開:千光年先の宇宙へ向かったジョウと千年間のタイムスリップで相対的に移動していたウバが再開。ウラシマ効果:相対性理論、光速で移動すると時間がゆっくりになる。
・ヒョンヒョロ:こええ、、

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年6月10日
読了日 : 2023年6月6日
本棚登録日 : 2023年6月10日

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