屍者の帝国 (河出文庫 え 7-1)

  • 河出書房新社 (2014年11月6日発売)
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ハマっている伊藤計劃シリーズ。ついポチってしまいました。なかなか小難しくて読了に非常に時間がかかった。著者が伊藤計劃本人ではないから当たり前なんだけど知識の質が異なるから物語の雰囲気もまた変わっているような印象を受けた。ただ意識とか言語とか伊藤計劃作品で重要にされていた部分はしっかり引き継がれていてまさに「伊藤計劃×円城塔」で出来上がっている作品。フランケンシュタインにカラマーゾフにダーウィンに、、自分にもっと教養があればもっと楽しめたかもしれない。実は菌株(X)が人間の意識を支配しているんですといわれるとすごくSFな感じもするけど、Xに言葉を代入するとすごくしっくりくる結論に感じた。正直いまは断片的につかんでいる気がするので映画の方もみて整理したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月11日
読了日 : 2020年5月10日
本棚登録日 : 2020年5月11日

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