海からの贈物 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1967年7月24日発売)
3.87
  • (156)
  • (116)
  • (142)
  • (22)
  • (10)
本棚登録 : 1829
感想 : 177
5

何を隠そう、大好きな小説シリーズの「フラッタ・リンツ・ライフ」の引用文だったので手にした本だ。
読み始めるとどんどん作者の鋭い観察眼とまさに今流行りの「断捨離」のような考え方に惹き付けられていく。今から100年以上前に生まれたのに、彼女の考え方や生き方は、今でも通用するのではないかと思えたし、見習いたいとも思った。
海辺での短い滞在で感じたことを書き記したエッセイというべきか。特に結婚後の女性の生き方やひとりの時間の勧めなどをメインに書かれている印象だった。ハッとさせられる言葉も多く、心が荒ぶる時に読みたい本だ。もし、将来、結婚できたり子供ができたりすることが億が一あったら、ぜひとも読み返してみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション(文庫)
感想投稿日 : 2016年8月25日
読了日 : 2016年6月1日
本棚登録日 : 2016年8月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする