悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)

著者 :
  • 講談社 (1994年3月1日発売)
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ゴーストハントにハマっている友人(阿選がお前の性癖と指摘した奴)から「これも読んで」と上下巻をポンと手渡された。7巻まで読み切ったつもりでいたけれど、続編があったのか。ジーンの秘密が明かされて着地と思っていたのだが。何はともあれ、再びあの面々と会えるのはうれしい。
読み始めて早々、麻衣の一人称ではないことに驚いた。こちらの方が個人的には読みやすい。新キャラの広田が投入されることによって、改めて描写されるナルたちの姿にワクワクさせられる。ベテラン(?)になりつつある麻衣から一部ワトソン役を引き継いで、現場描写にも一役買っていたようにも思う。
今回もまた、なかなか怖い。中古の一軒家で狭くて逃げ場がないのに、窓が鏡だらけという異常さ。隣人の不気味さもあったけれど、最後に改めて恐怖に突き落とされる。一体全体この家で何があったのか。また広田の件もどう決着がつくのだろう。このまま下巻を読み進めたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 講談社X文庫
感想投稿日 : 2023年6月4日
読了日 : 2023年6月4日
本棚登録日 : 2023年6月4日

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