フィジカルトレーナーの中野ジェームズ修一さんによるランニング入門書。
シューズの選び方からレース本番でのNG行動まで幅広く網羅しています。
以下、初心者の私が参考になった点です。
◉ 筋力が足りない初心者がケガなく走るためには、衝撃吸収性のあるラン専用シューズがマスト。試し履きしてジャストサイズを購入する。ゆるめサイズは爪下血腫などの原因になるのでNG。
◉ 初心者は何はともあれ走ってみること。筋トレはあとからでOK。苦しければ歩いてもOK。「走るって楽しい、また走りたい」という気持ちを大切に。それが長続きの秘訣だから。
◉ ただし初心者もベテランもラン後のストレッチはマスト。体が硬いと足底筋膜炎、腸脛靱帯炎、シンスプリントなど様々なケガの原因に。中野先生が厳選した6種類のストレッチを毎日継続する。
◉ ややきついペースが最も脂肪燃焼効率が良い。きつすぎるペースでは糖がエネルギー源になるため脂肪は消費されない上、グリコーゲンが枯渇してバテやすい。脂肪をうまく使うのがコツ。
◉ 脂肪が燃えるペースを維持するには、カルボーネン法で算出した心拍数を目安にするのがいい。
目標心拍数= (220-年齢-安静時心拍数)×運動強度+安静時心拍数 ※運動強度は0.6〜0.8で計算
(私の場合は心拍数133〜155回が至適ゾーン)
◉ 初心者が気にするべきはフォームよりカラダ。体格には個人差があるから、人は無意識に自分の体に合ったフォームで走っている。不具合があるならフォームではなくカラダの方を見直そう。
◉ 基本は走りやすいフォームでOKだけど、効率よく走りたいなら以下の2点だけ気をつけて。①カラダを軽く前傾させる。②足裏の真ん中(中足部)で着地する。
◉ 体幹よりもおしりを鍛えよう。植木でいえば体幹は茎でおしり(骨盤)が植木鉢。茎に支柱を当てても植木鉢が不安定だと全体も不安定になる。骨盤を安定させるために大臀筋の筋トレを。
◼️2021.4.18追記
今まで人生で最大5kmしか走ったことなかったんですが(20代の時)、この本の通りやったら3ヶ月で10km走れるようになりました。
7km/hrのスローペースではありますが、この歳(40代)で新しいことができるようになるなんて嬉しい限りです。
ついでに体重も2kg減りました。
これからもがんばります!
- 感想投稿日 : 2021年3月20日
- 読了日 : 2021年3月12日
- 本棚登録日 : 2021年3月12日
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