『夏目友人帳』の小説版。
「ランプ堂奇譚」、「妖の音」、「妖の夢路」の三話構成。
文章はとても読みやすいのだけれども、その反面読み応えがなくてさくっと読み終えてしまった。
また、同じ場面が別の視点で書かれる手法が何度か使われていて、ちょっとうんざり。
これはこれで楽しめるけど、使いすぎな感じがする。
でも、原作の世界観を壊さずに『夏目友人帳』の魅力が引き出されていて、素敵でした。
物悲しさもあるけれど、どこか人を安心させる温かさがある。
人と妖の優しくて切ない物語。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
伝奇作品
- 感想投稿日 : 2013年3月30日
- 読了日 : 2013年3月30日
- 本棚登録日 : 2013年3月20日
みんなの感想をみる