北斎と応為 上

  • 彩流社 (2014年6月12日発売)
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感想 : 21
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葛飾北斎の三女、女流絵師応為と北斎の生き様を描いた作品。カナダ人の女性作家の翻訳物だが、翻訳物であることをあまり意識させない秀作。原作を読んでいないのでなんとも言えないが、訳者のモーゲンスタン陽子さんの訳が素晴らしいのではと感じる作品。
北斎の影武者として晩年まで父を支えた娘、北斎作といわれる作品のいくつかは彼女の作品であるとの前提のもと、変人天才画家北斎と暮らしたお栄を主人公に、激動の幕末を力強く生きる女絵師を描いていた秀作の上下二巻物。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年8月17日
読了日 : 2014年8月17日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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