初作家さん。一族が戦いに敗れ、人質に出されたセルーン。敵の大将のソリルは昔、セルーンとある約束を交わしていた。
約束を覚えているのではと淡い期待を持つセルーンだったが、草原の民の統一を目指すソリルは誰にも心を許さない孤高の存在となり、セルーンとの約束を忘れているのか彼を荒々しく征服するのだった。
セルーンが女の人質のように扱われているにも関わらず、ひたむきで弱音を吐かずひたすらソリルに付き従っていこうという姿に感動する。一緒に戦いの場に出、ソリルをかばおうとするシーンも王道だけど良かった。うるっときた。
文章も読みやすく楽しめる。面白かったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2020年6月7日
- 読了日 : 2020年6月7日
- 本棚登録日 : 2020年5月29日
みんなの感想をみる