ちくま日本文学002 芥川龍之介 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房 (2007年11月20日発売)
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難漢字には全てルビがふってあり、古語にはそのページの脇に注釈があり、読みやすいように工夫されている。日本の偉大な文豪、芥川龍之介。しかし、教科書でしか知らない作品も多い。なんともったいないことか!この短編に収められた作品の優れたストーリーテリング。
グロテスクなものも、心温まるものも、読者の胸に届くよう思いを込めているのが伺える。
インスタグラムで例えれば、どれにも“映え”があるエモーショナルな短編である。
自ら命を断つまでの短い作家活動の間に、これだけの作品を残せたことが後の作家に多大な影響を与えていく。ブクログおすすめの一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ◇純文学
感想投稿日 : 2022年4月9日
読了日 : -
本棚登録日 : 2022年4月9日

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