”天才”をテーマにしたミステリ。天才や能力者の集まりで殺人が展開されるが、キャラクターは引き立っているものの、事件への対処や推理に突飛さがなく、もったいない気がした。
同じく”天才”をテーマにしたミステリであれば、「すべてがFになる」を推す。
トリックもおよそ解決前にわかったので、事件の内容としても突飛さに欠ける印象。
ただ、最後に示唆される犯人の意図や登場キャラクターは個性的で面白く、次回作もいずれ読みたいと思う。
『他人のために感情を発揮できる人間はね、何かあったときに他人のせいにする人間だからだよ。』
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2023年5月24日
- 読了日 : 2023年5月24日
- 本棚登録日 : 2023年5月24日
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