クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2008年4月15日発売)
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本棚登録 : 265
感想 : 20
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”天才”をテーマにしたミステリ。天才や能力者の集まりで殺人が展開されるが、キャラクターは引き立っているものの、事件への対処や推理に突飛さがなく、もったいない気がした。
同じく”天才”をテーマにしたミステリであれば、「すべてがFになる」を推す。

トリックもおよそ解決前にわかったので、事件の内容としても突飛さに欠ける印象。
ただ、最後に示唆される犯人の意図や登場キャラクターは個性的で面白く、次回作もいずれ読みたいと思う。

『他人のために感情を発揮できる人間はね、何かあったときに他人のせいにする人間だからだよ。』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2023年5月24日
読了日 : 2023年5月24日
本棚登録日 : 2023年5月24日

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