人斬りとして名を馳せ、のちに陸軍少将となった薩摩藩の中村半次郎の生涯を描いた小説。
幕末の人斬りとしては岡田以蔵、田中新兵衛なども有名だが明治維新を迎えられたのは中村半次郎だけではないか?西郷隆盛の右腕として働き、低い身分から剣の腕前で立身出世した彼には惹かれるものが多い。
司馬遼太郎の翔ぶが如くで彼に興味を持ち、この作品を読んだが彼のことを良く知ることができた。
強いて言えば、西南戦争時の描写は西郷隆盛に焦点を当てられており、桐野利秋こと中村半次郎についての記述が少なかったことが個人的には物足りなかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史〈日本〉
- 感想投稿日 : 2012年9月1日
- 読了日 : 2012年9月1日
- 本棚登録日 : 2012年8月9日
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