短歌にエッセイがついた、俵万智さんの子育て歌集。
・エッセイ:文字数が多いので、共感が前に押し出されてサクサク読める。または、短歌の背景が分かって詩の味わいが深まる場合もある。
・短歌:短歌だけを読むことで、詩の奥行きを自分のペースでゆっくり味わうということができる。
こんな長所がそれぞれあるんじゃないかなと思った。
もともと別の詩集で読んで好きだったこの短歌がやはり好き。
10p たんぽぽの綿毛を吹いて見せてやる
いつかおまえも飛んでゆくから
初めましての詩の中では、これが一番好きだったかな。
66p みどりごと散歩をすれば
人が木が光が話しかけてくるなり
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
詩歌
- 感想投稿日 : 2023年8月7日
- 読了日 : 2023年8月6日
- 本棚登録日 : 2023年8月6日
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