二人が睦まじくいるためには

著者 :
  • 童話屋 (2003年10月1日発売)
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感想 : 58
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数年前に贈り物としていただいた詩集。ぱらぱら読んだきり、読み通せていなかった。
「二人が睦まじくいるためには」という題であるものの、別にお説教くさい内容ではなく、日常の風景や自然を切り取ったものから、子供の誕生に関わる詩まで、幅広く収載。

私が詩に感動するとき、その根底にあるものは共感だと思うのですが、必ずしも好きな詩ばかりではなかったです。もしかしたら子供ができたらまた感じ方が変わるのかも。

現時点で好きだったのは、『生命は』『奈々子に』『遊び』『虹の足』。

『祝婚歌』
二人が睦まじくいるためには
(略)
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
(略)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 詩歌
感想投稿日 : 2021年4月18日
読了日 : 2021年4月16日
本棚登録日 : 2021年4月16日

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