金色夜叉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1969年11月12日発売)
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本棚登録 : 909
感想 : 81
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2012.6.16.sat

【経路】
お芝居観るための予習に購読。

【感想】
男の純情を踏みにじられ、「結局金かよー!」っていうルサンチマンから捻れてしまう不器用な貫一。
彼を抱きしめたくなる。
自身の美貌を良く知り、したたかに約束を違え、後悔するころには夫に逆恨みをする狡い女、お宮。
彼女の若さを苦くおもう。
人間って「誤る」生き物。「謝る」生き物。
じぶんを、ひとを、赦したいものですね。

【なるほど】
・高利貸し→氷菓子→アイスクリーム から転じて、美人の高利貸し→美人クリーム
・女の惚れるには、見惚、気惚、底惚と三様ある

【内容メモ】
●構成●
・前編、中編、後編、続金色夜叉、続々金色夜叉、新続金色夜叉

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 純文学
感想投稿日 : 2012年6月17日
読了日 : 2012年6月15日
本棚登録日 : 2012年6月14日

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