この著者の作品というと、なんとなく気になりつつ手にとりあぐねているものがいくつか。『ぼくは麻里のなか』とか『悪の華』とかね。誤解かもしれないけど、思春期のイタさが前面に出てきそうで、惹かれつつ、怖いんだよね。本作品についても、そうした居心地の悪さは、しょっぱな少し出てはいたけどさ。でも、物語はちがう方向へ向かう。吸血鬼ネタの本だからね。でも、思春期のイタさの部分も入っている。その揺れ動き感とか。面白かった。先が気になる。
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- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2018年11月16日
- 本棚登録日 : 2018年11月18日
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