犯罪者 クリミナル 下

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月26日発売)
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本棚登録 : 551
感想 : 112
4

ダースベイダー・・・

のような殺人鬼が、白昼の広場で人々を襲う。

4人の命が一瞬にして奪われ、修司だけがギリギリ命を繋ぎ留めた。

その光景がダイレクトに頭に浮かぶ。

平和な小説を好んで読む僕は、その鮮やか?な描写に、読むのを止めようとも思ったが・・・。

本作の醍醐味は、この殺人鬼がとにかく不気味に、有能に描かれていること。

もう一つ、下巻早々にこの殺人鬼に殺められる真崎の、死して尚発揮されている存在感が、僕にとっての大きな魅力。

修司、相馬、鑓水、中迫と殺人鬼・滝川の対決がスリルたっぷりだが、対決後の描写が、どうにも冗長に感じられて残念でならない。

でも、フォロワーさんの薦めで読むことができてよかった。

次作の『幻夏』も楽しみ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月18日
読了日 : 2024年2月18日
本棚登録日 : 2024年2月14日

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