ダースベイダー・・・
のような殺人鬼が、白昼の広場で人々を襲う。
4人の命が一瞬にして奪われ、修司だけがギリギリ命を繋ぎ留めた。
その光景がダイレクトに頭に浮かぶ。
平和な小説を好んで読む僕は、その鮮やか?な描写に、読むのを止めようとも思ったが・・・。
本作の醍醐味は、この殺人鬼がとにかく不気味に、有能に描かれていること。
もう一つ、下巻早々にこの殺人鬼に殺められる真崎の、死して尚発揮されている存在感が、僕にとっての大きな魅力。
修司、相馬、鑓水、中迫と殺人鬼・滝川の対決がスリルたっぷりだが、対決後の描写が、どうにも冗長に感じられて残念でならない。
でも、フォロワーさんの薦めで読むことができてよかった。
次作の『幻夏』も楽しみ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月18日
- 読了日 : 2024年2月18日
- 本棚登録日 : 2024年2月14日
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