ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~

  • 講談社 (2007年6月21日発売)
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感想 : 209
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これ、大学に進学する前の悶々とした時期に読みたかったかも。
でも、あのころはこういう本を読む気持ちは持てなかっただろうか。。。
このごろ、子どもにいかにやる気をもたせるかということで、いろいろ体当たり。
でもこの本は今でも自分のために読んでよかったと思える。
極めた人の言葉って深い。
「受験」をとっても前向きにみてるところもグー。

金田一秀穂
「自分が考えていることを性格に言葉にできていないのかもしれません。
「そこでこうやって”自分の気持ち以外のもの”を言葉にするわけです。」
「大切なのは”情緒より論理”という原則なのです。」
「言葉言うのは覚えるものではなく、考えるものなんだよ」「言葉は考えるためのツールです。」
鍵本聡
「7は誰ともつながるとしない。孤独な性格なんです。」
「数学が苦手な生徒は姿勢が悪い」「とにかく消しゴムを使う回数が多い」「左手を使わない」
「基本原則は”体を左右対称にすること”です」
「計算問題をやるとき、もっと基本正しく、一定のリズムにのって解いていくようにしてください。」「計算を早くするには計算リズムのピッチを速くする」
「本を読むとき、僕はいつも”この作者にあったらどんな話をしよう?”と考えるんですよ」
高濱正伸
「できなかった問題について復習するノート」
1)問題:できなかった問題はどんな問題か。
2)解答:正しい解答はどんなものか。
3)できなかった理由:なぜ自分はこの問題ができなかったのか。
4)この問題のポイント:この問題のポイントはどこか。今後の教訓はなにか。
3.4はあくまでも数学的な理由をかくこと。
1の問題を何度も繰り返しやってみること。
「ノートは一気に写す習慣をつける」
「教育ってほめることが大事なんじゃなくて、その子を良く見て"伸びたところをほめる”ことが大事なんですよ。」
大西泰斗
「ぼくは吝嗇家がきらいです。この場合でいうと、有り余る時間・能力がありながら、出し惜しみをする人。」「けち臭いことは忘れてどんどん覚える、とにかく覚える。歯を食いしばって覚える。1万語覚えてごらん、なにもかも違って見える。」
「”この文を自分が書くことができるのか”が頭のうしろで常に響いているからです。言葉はね、表現できてなんぼなんだよ。」
「発信チカラがあってこそ力。役に立つ英語力っていえるんだよ。そのための読書。攻めの読書が大切なんだ。」
竹内薫
「必要なのは主観と客観の中間くらいの位置(間主観)に立って、物事を考えることができるイマジネーション能力なんですよ。」
藤原和博
「人間の人生って、この”ナナメの関係”がどれほど豊かであるかによってかなりの部分が決まると思っているんです。」
中高生のうちに身に着けておく「集中力」「バランス感覚」
「夢も目標もみえないのに、なんの為に勉強しているのか?」「”クレジットを高めるため”という言い方をしています」「「クレジットが高まると、他人からアクセスされるようになるし、アクセスできるようにもなる。そうすると他人の力を使えるようになって、より的確な納得解が得られるようになるんだ。」
「テレビってものすごく面白いでしょ。ケータイだって必需品だ。でもそれほど面白いものを”自分の意志で制限する”ということができれば、その後の人生でライフマネジメントに大きな影響を及ぼすに違いない」
石井裕之
「嫉妬でも怒りでも、メカニズムがわかっていれば、それが起こったときにも冷静に対処できます」
「目標に向かっていくのか、それとも現状から逃げているだけなのか。それは同じ前進であっても、意味合いが全然ちがっているんですよね。」
「大切なのは”今現在の自分が、一歩ずつ成長している”という事実のすばらしさを知ることなのです。」
「自信のない人はどんなことでもいいから”これなら負けない”というものを一つみつけることです」
「まずグループのことを”一人の人間”のように見る。そうすると自分の中に何人もの自分がいるように、グループにもたくさんの人たちがいる。それだけの話なんですよ。」

 一つ一つにひっかかり、読むのに時間がかかった!
引き続き40代のほうも読もうとおもうけど、少し休憩が必要か。。。ふう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2011年11月7日
読了日 : 2011年11月17日
本棚登録日 : 2011年10月6日

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