京都にふたたび美味しいもんを食べに来ました!
変わりなく季節が香る「おまかせ」の膳。
写真でみせて頂けませんか?
藍染の布に葛を編んだ大ぶりの籠、萌黄色の和紙の上に並ぶ小鉢や小皿。
漆黒の折敷の上の春慶塗の二段重。
大ぶりのガラス皿の上の小皿と小鉢。
料理はもちろん、盛り付けさえも鮮やか。
お話は前作に引き続き、淡々とお客さんの探している「食」を再現してる。
父子家庭で親父が毎日作ってた海苔弁
子供が食べたがる実家のハンバーグ
老舗和菓子屋の亡くなった子供に供えられたクリスマスケーキ
母子家庭の思い出の焼飯
夢に一生懸命だった学生時代の屋台の中華そば
輝いていたあの頃に食べた天丼
どれも食べ終わってホッと息をつきたくなる。
「よろしゅう、おあがり。」
(よう食べていただきましたな)
初子さんのその後がものすごく気になる。
京都駅のクリスマスはそんななの!
ただ、今回二作目なので、流さんとこいしさんが全く変化ないのも物足りないな。
読み終わって、食べるだけでなくて、作る方も頑張らなくちゃねという気持ちになる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2015年4月9日
- 読了日 : 2015年4月9日
- 本棚登録日 : 2015年3月26日
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